空の天辺

高校の時からずっと思っていたのだけれど、
青の綺麗さはやはりその魔力を感じさせるほどの物悲しさと思う。
青を憂鬱と評価する人もいれば、空の青・海の青と同じ爽やかなイメージを持つ人もいるだろう。
どう感じるかは人の自由だ。僕はそれを否定する気もない。
しかし、常識から少し外れただけでも否定される今の世の中では、
この唄も否定されてしまうのかもしれない。


青はすごい
この世の悲しみを 苦しみを 痛みを
全てのマイナスを吸い込む色
吸い込むたび 飲み込むたび 青はもっと綺麗になる

月は誰が黄色と決めたの?
鶏は誰が白だと決めたの?
幼い頃の憂鬱
僕にはいまも月は青く見える

君の見ている青と 僕の見ている青が いつも同じだとは限らない
ものの見方は千差万別 だから青が綺麗に見えない人もいる

僕を取り囲む青が こんなにも綺麗に見える
誰かこの青が見える?
そんなにもまばゆく輝く青い空気の色が
いままでになく 眩しく 透き通るように 煌めいては 揺らぐ

青の意味がわかるなら 青が綺麗とわかるなら
どうか僕を自由にして
あの空の天辺まで飛んでいく風船のように

あぁ また今日も わかってしまった
僕の知っているあなたはもういないのね?
僕の中でまたひとり
あなたが死んでいく……

lyrics

Posted by CINDY