– T W I L I G H T –

僕は毒になりきれないから、苺でいいです。蛇苺。
きっと黒にもなれないの。どれだけ憧れていてもね。
だから僕は灰色なの。
でも、どうせ灰色になるなら、
黒に近い方がいいよね。
夜明けよりも夕闇がいいよね。
D A W N a n d D U S K
だからそんな薄明かりに、自分を重ねるの。
実際、僕の灰色はそんなに綺麗じゃないんだけどさ。


黒い光を追いかけて
天使が街へやってくる
白い光は 何もいわずに
僕らを灼き殺そうとする
気づいた僕は
あわてて逃げる
でも もう 遅いみたい
もう どこへも 逃げられない
僕の後ろは
あしあとだらけだから

そして いくらか 刻が過ぎ
かすかな音をたてて
僕が腐りはじめたころ
白いカラスが
僕の目玉を
くりぬいて食べる
僕の臓物を
引きちぎって食べる
どんどん醜くなる
僕の残骸

僕は どんどん 融けていき
やがて 灰色の砂に なる
いもしない神様に
ちいさなおねがいをする

黒い光の欠片に
いつかなれますように

lyrics夜明けと夕闇

Posted by CINDY