100万年ピクニック

夏が来るたびシックでメロゥな気分になるのは、運命をわけたあの日が来るから。
今の自分があるのは、あのひとがいたから。
自分を変えた、運命の人の、運命の日。
あの日が来るから、気分が重い。


きみはぼくをかえてゆく。

紅い口元からこぼれる言葉は
不思議な響きを持って
僕の耳に届く

きみはぼくをかえてゆく。

細い指で触れられるたびに
心のうろこが剥がされていく
身体がしびれはじめる

きみはぼくをかえてゆく。

両の腕に抱かれる瞬間
胸の優しい暖かみが
心の氷を融かす

冬が終わって 春がきて そして
夏が来る 夏が来る 夏が来る
でも
秋はやってこない
クリスマスもこない

僕が鼓動を止めたら ピクニックをしようか
その時もやっぱりまくらだけもって 目的地は気分次第で
いつ着けるかわからないね 100万年の長旅かもね
今度はタイムリミットがないから 好きなだけ遊べるよ

冬が終わって 春がきて そして
夏が来る 夏が来る 夏が来る
でも
秋はやってこない
クリスマスもこない

こない こない こない
夏で時間が止まってしまう
夏で記憶が凍ってしまう

君に 関する 僕の 記憶は
夏の 夜に 止まった ままだ
夏デ時間ガ止マッテシマウ
夏デ記憶ガ凍ッテシマウ
何年もそれをくり返している
10年モソレヲクリ返シテイル

冬が終わって 春がきて そして
夏が来る 夏が来る 夏が来る
でも
秋はやってこない
クリスマスもこない

灰になって 煙になって
いまどのあたりにいるのかな
今じゃ僕もすっかり大人になって 君の歳を超えたよ
そのうち放っておけば僕の時間も止まるし
灰になって 煙になって
また逢えるような気がするね

僕が鼓動を止めたら ピクニックをしようか……