偽りの記録

何時から自分を演じるようになったのでしょう。
本来あるべき姿は、何のとりえもない人間だというのに。
これといった能力もない、情けない人間だというのに。

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私から嘘をとったら一体何が残るだろう？
がらくた同前の自分を必死に繕う　見かけ倒しも甚だしく
何時の世も嘘つきの末路は悲しい

空っぽの私を誰が見てくれるだろうか
空っぽの私を誰が相手してくれるだろうか
空っぽの私を誰が好きになってくれるだろうか
空っぽの私を誰がわかるだろうか
空っぽの私
空っぽの私
空っぽの私
空っぽ
空っぽ
どこにもなんにも残らない

最初についた嘘が　何時の頃だったか
それさえも遠い記憶

空っぽの私に何のとりえがあるのか
空っぽの私に何を見つけられるだろうか
空っぽの私に何か救いの手立てはあるのか
空っぽの私に何ができるだろうか
空っぽの私
空っぽの私
空っぽの私
空っぽ
空っぽ
欠片もなんにも見つからない

空っぽの私